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座学研修会 義仲講座②「旗揚げ~埴生護国八幡宮」

先日の座学研修会は、前回に引き続き「義仲講座」が開かれました。
つばたふるさと探偵団の出見世裕子さんを講師に、
「旗揚げ~埴生護国八幡宮」について勉強しました。

講師の出見世裕子さん 義仲講座に聴き入る会員たち

源平の戦いの明暗を分けた倶利伽羅合戦の3年前、1180年に
義仲は木曽日義村宮の原(木曽福島の説有り)で旗揚げしました。
その背景には、平家の横暴に対して、後白河法皇の
皇子・以仁王(もちひとおう)が平家追討の命を下したからです。
1000余騎を従え、平家打倒の旗揚げをした時、義仲27歳でした。

木曽町日義の「義仲館」の近くには、義仲が旗揚げの際に、
八幡宮を祭ったと伝えられている「旗挙八幡宮」があります。

その後、木曽から東信濃に北上した義仲は、同調する東信濃勢と合流し、
上田市丸子の依田城(よだじょう)で挙兵しました。
義仲を支援する依田氏が、その拠点となる城を譲ったとされています。

次いで、史料上で義仲の初戦と伝えられる市原合戦で、
平家方の笠原氏に勝利し、翌年(1181年)の横田河原の合戦へと続きます。

市原合戦で義仲に敗れた平氏は、越後の豪族・城氏を信濃に送り込みます。
6万騎もの大軍に対して、義仲軍はわずか3千騎でした。
数では圧倒的に劣勢だった義仲軍は、7手に分かれ、
平家軍を装って赤旗を掲げ、千曲川を渡ります。
平家軍に近づいた途端、赤旗を斬り捨て、源氏の白旗を掲げます。
こうして、奇襲攻撃で敵を撹乱し、大勝利を収めました。

源頼朝は奇襲攻撃が得意といわれていますが、
義仲もこの赤旗偽装作戦やかの有名な「火牛の計」作戦で、
次々と勝利を収めていったんですね。

横田河原の合戦の大勝により、信濃と越後はもちろん、
越中、能登、加賀、越前の豪族たちは次々と義仲勢に加わり、
北陸も義仲支配下に置かれました。

1183年、勢力を拡大してきた義仲に、源頼朝が不審を抱き、
義仲を討とうと信濃に攻めてきました。
義仲は父を頼朝の兄義平に殺されていますが、頼朝としては、
父殺しの恨みをもつ義仲の復讐を恐れていたと思われます。

そこで、義仲が11歳の嫡男・源義高(清水冠者)を
いずれ頼朝の長女大姫の婿にする条件で、
人質として差し出すことで、頼朝はようやく納得しました。
幼いながらも義高と大姫は、仲睦まじく幸せな日々を送ります。

しかし、翌年(1184年)近江国粟津で父の義仲が、
頼朝の弟・義経に討たれた後の義高には、悲惨な運命が待っていました。
今度は義高の復讐を恐れた頼朝は、義高を殺すことを計画します。
それに気づいた大姫の手引きで、義高は鎌倉を脱出しましたが、
すぐに発覚、武蔵国(埼玉県)入間(いるま)川原で殺されました。
最愛の義高を失った大姫の嘆きは深く、若くして亡くなくなったといわれています。
二人の幼くもはかない悲恋物語は、後年『清水冠者物語』で語られています。

1183年4月、平維盛を大将とする討伐軍が北陸へ向かい、
義仲にとって越前の防衛線だった燧ヶ城(火打が城)を攻め落としました。
勝った平家軍は加賀へ侵攻、越中になだれ込み、般若野合戦へと続きます。

『源平盛衰記』には、源氏方の井家次郎範方一党17騎が平維盛軍と戦い、
11度の戦闘をしかけた後、根上の松まで追い詰められて
壮絶な討ち死にをしたと記されています。

井家二郎範方が根上の松で討ち死にした戦いの様子が描かれた「倶利伽羅合戦図屏風」
津幡町竹橋の倶利伽羅神社蔵「倶利伽羅合戦図屏風」

越後の国府にいた義仲は、平家軍が越前・加賀を手中に収め、
越中に進軍するとの知らせを受け、自ら軍を率いて越中へ乗り込みます。
まず、義仲の四天王の一人今井兼平軍6千騎が、
呉羽山のふもと般若野で、平家軍先遣隊の平盛俊軍5千騎を破ります。
倶利伽羅合戦の前哨戦ともいえる般若野合戦は、決戦2日前の5月9日でした。

その頃、義仲は来たるべき平家軍との決戦を前に、
砺波山の北に位置する埴生に陣を取っていました。
その際、埴生護国八幡宮で義仲が戦勝祈願をしたとされています。

埴生護国八幡宮社殿に続く103段(かつては108段)の石段 国指定重要文化財の埴生護国八幡宮社殿

八幡といえば源氏の守護神ですが、義仲が願文と矢を奉納すると、
八幡神の使いである白いハト3羽が飛来し、義仲は勝利を確信したと伝えられています。

1300年余りの歴史を誇る埴生護国八幡宮は、それ以降、「勝ち運の神」として
戦国時代には佐々成政が、藩政期には加賀藩前田家が厚い信仰を寄せました。

次回の義仲講座は、待望のクライマックス「倶利伽羅源平合戦」です。
ぜひ、お楽しみに!

テーマ : ☆北陸(富山・石川・福井)の情報☆
ジャンル : 地域情報

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